株式会社北洋建設






(株)匠建築研究所勤務を経て北洋建設に1984年入社。専務取締役を経て2008年6月より現職。前社長の経営方針を引き継ぎ、地場のゼネコンとして幅広い建築を手がけ、リフォーム、リモデル、リビルドの3Rマーケットに着眼した事業を推進中。日本大学工学部建築学科卒業。1956年12月9日、福岡市生まれ。
 
“質素で謙虚で手堅く”
 私は“質素で謙虚で手堅く”を基本的経営方針にしたいと考えています。
“質素”とは、ムダを徹底して廃すとともに、コストのこまやかな見直しによる圧縮を行うこと。コスト削減の要は、やはり工期の短縮にあると思います。当社では工期短縮プロジェクトチームを設置し、あらゆる工期の短縮をめざしています。
工期の短縮は、お客様の喜びにもつながるもので、お客様の喜びを目標として、つねにお客様の立場に立って仕事に取り組むことこそ、“謙虚”であることの核心であると考えます。また、経営トップから幹部職員のすべてが、いつも一般の社員と同じ目線でいることも、“謙虚”であることにおいては大切なことです。
最後に“手堅く”の具体的実践としては、技術者としての経験を活かした数値を大切にする経営をめざします。数値化することは、技術力のさらなる練磨の飛躍台となるとともに、お客様への説明責任を充分に果たしていくことにもつながります。
5年近く拡大した景気は終焉し、経済は世界的に不透明な状況にあり、とりわけ建設業界は、公共建設投資が引き続き低調に推移するなか、熾烈な価格競争、建築資材の高騰等により大変厳しい経営環境が続いています。当社は、こうした環境下、創業からの経営理念を継承し、さらにお客様とのつながりを大事にしながら、品質の高い建築物を提供することを通じて豊かな地域社会実現に貢献することが、社会的な使命であると認識しています。
福岡に本社を置き九州全域を事業領域とする建設会社として、当社が目標とする企業価値は「コンストラクションフロンティア」と「身近で役に立つ会社」。この企業価値の達成のため、これまでのお客様とのつながりを前進へのエネルギーとし、全社員および協力会社の全従業員が高いスキルとモラルのもと充分に活躍できる企業風土を築いて、これからも堅実な企業体質の向上に努めてまいります。